2012年10月18日

ブログ引越ししました

定期購読して頂いていた皆様、ブログがお引越ししました。
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今後も皆様と共に、明日の日本の為に邁進していきたいと思います

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2012年09月20日

カルネアデスの板

今回は「カルネアデスの板」のテーマでお送りします。


前回のメールで私は厳しく経営維新塾の塾生の心に訴えました。
甘さがあっては、学んでも学んでも、何の意味もないからです。
しかし、平和で豊かな時代に育った私たちにとって、甘さを捨てるというのは簡単ではない。
そこで私は、次のような命題を出してみました。
『カルネアデスの板』です。

ギリシア時代、船が難破し全員が舟から海中に放り出されます。
荒れ狂う海。カルネアデスのところに1枚の板が流れ着きます。
『助かった!』彼は一瞬、そう思う。しかし、他の難破者も板きれに気づく。
1人が板にすがりついてきた。途端に、2人は沈んでしまう。
その板きれでは、2人を支えきれないのです。
カルネアデスはどうするのか。
すがりついてきた者を蹴飛ばして板を死守(文字通り死から免れるために!)するのは正義に反するのか。あなたがカルネアデスならどうするのか。
これが今回の命題。

塾生の一人がすぐ手を挙げました。
「板を守り、自分が生き残ります。当たり前の話」
─板にすがったのがあなたの奥さんだったら、どうしますか?
「妻に譲ります」これも当たり前と言いたげに、彼は即答しました。

この命題に「正しい答」はありません。「2人で板につかまり、助けを待ちます」「自分だけ生き残るのは嫌だ」という塾生もいました。
─難破したタイタニック号のボート、あと3人だけ乗れるとしたら?
塾生に目をつぶってもらいました。「自分はボートに乗る、という人は手を挙げて」。
12人中、3人が手を挙げました。たった3人…。
このメールを読んでいる、あなただったらどうだろう。
手を挙げる人はもっとずっと多いのではないだろうか。

わが塾生たちは心の優しい人たちでした。、

想像してみてください。生命(いのち)の危険ですよ。自分の命が危機に瀕している。口の中に銃口を突き付けられているのと同じ。絶対絶命。明日はありません。そんなとき、人は死に物狂いになって当たり前。阿鼻叫喚です。海の中にいる者は、必死にボートにしがみつき這い上がろうとする。ボート上の者は、すがりついた腕に手を差し伸べることが出来であろうか?
選択を求められた時、とっさにそこまで考えたでしょうか。


先に書いたように、この命題に答えはありません。しかし、あなたが社長なら、会社を生き残らせるためには、社長自身が何としてでも生き残ることが会社の存続可能性を高める、ということを知っていなければなりません。
家族の中に1人しか生き残れないという状況なら、選択肢はいろいろあるでしょう。しかし会社は違う。リーダーたる社長が残っていなければ、会社の存続可能性は著しく低くなります。

今回はたとえ話でしたが、リーダーは常に最悪の事態を想定して何度も何度も心を鍛えておかなければなりません。会社経営者は、「その時どう対応するか」を考えていなければいけな。社長は生き残り、責任をとっていくのです。
常にその覚悟を持って生きていなければならないのです。

今さらながらですが、塾生に尋ねたい。
私がなぜ目をつぶれ、と言ったかわかりますか?
分かったと思います。小学校の先生が「誰がお金を盗ったのか、正直に手を挙げて」というのと同じですよね。それで余計に手を挙げにくくなったと、私は想像しました。12人中たったの3人!
これが命の修羅場で12人が譲り合い助かる3人を決めたのなら、私は皆さんを心から尊敬します。しかし、今の私の思いは違う。
─ここまでていねいに、いざという時のリーダーの責任を説き、またリーダーは常日頃から最悪のことを考えシュミレーションし答えを持っていなければならないと言っているのに、リアルな想像力を持てないでいる。これで「リーダー」と言えるのか。

塾の講義は遊びではありません。私の質問に脂汗(あぶらあせ)をかいていますか?夜、うなされるほど今日の講義を反復していますか? 今日の講義で身についたことはなんですか? 自分を変えましたか?
「脳味噌に汗をかく」というのは、山田のお題目ではありませんよ。
山田経営維新塾の塾生たちは、私と同じフロアに居、同じ空気を吸って数時間を過ごしています。緊張でクタクタになり、家に帰ったらバッタリということがありましたか?
自分の心根が変わらなければ、塾から得られるものは何もありません。

人間力
第1講で学びました。
「感謝の心」「御蔭様の心」「思いやりの心」
リーダーは真摯であれ、謙虚に素直に・・・・・。
約束を守る、ルールを守る、エゴを捨てる。
人間力を高める「学び」続けましょう。



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2012年09月13日

人間力・リーダーの真摯さ

前回のメールで私が何を言ったか、皆さんは覚えているだろうか。
ほぼ確信を持って言うけれども、ほとんど記憶に残っていないのでは?

2点言いました。
リーダーは真摯であれ、ということ。
その真摯さは学ぶことはできない。リーダーたるもの、始めから身につけていなければならない資質なのだ、と言ったのです。
もう1点。
真摯さは、まず謙虚であること。おごり高ぶらず、権力的な発想を持たず、部下を信じ慈しむ。リーダーにそういう資質がない時、あるいはどこかに置き忘れてしまった時、「木は梢から枯れる」。組織そのものが崩壊してしまうのだ、と言ったのです。

それでは私が前回、悪しきマネジャーの典型例として出した次の話を覚えているだろうか。

「ともに働く者、特に部下には、上司が真摯であるかどうかは数週間でわかるものだ」とドラッカー氏の言葉を引き合いに出して、ダメなマネジャー2タイプを示したのです
■自分の職責に対して無知であり、無能なマネジャー。
■部下から見ていかにも頼りない、また「らしくない態度」のマネジャー。
そしてさらに、この2タイプのダメマネジャーより、真摯さに欠けているマネジャーの方がもっと悪いとして、真摯さに欠けるマネジャーの例を5つばかり挙げたのです(後で前回のメールを読み返してください)。
でも、どうやら私は先を急ぎすぎたようです。

今月7日に行った6回目の山田経営維新塾で私が感じた思いを正直に言いましょう。上に書いた■の部分はダメなマネジャーの典型です。職責を把握していること、職責にふさわしい態度を示す、ということはリーダーとしての「基本のキ」。当然、そのくらいの基本は備えていると思っていましたが、『本当に満たしているのか?』と、心配になったのです。
もちろん塾生には、いいところがたくさんあります。責任感があり、まじめ。そして謙虚である。立派なリーダーになる素地がかなり備わっています。
しかし、穴ぼこだらけでもあるようです。
一言でいえば、甘いのです。

1回目と同じでした。
講義に遅れて来る者がいる。それをとがめる者もいない。漫然と数分を無駄にして、何の怒りも感じない。
維新塾の塾生たちは、和気あいあいと何を学びたいのだろうか。リクレーションの仕方ですか?休日の楽しい過ごし方ですか? 社長、幹部としての在りようではないのか。

ルールを守る▽約束を守る▽言い訳しない−何度も言ってきた「基本」です。
仕事は前半主義でやろう−これも基本。しかし、宿題を塾の前日に提出する人もいる。
名刺交換は命の交換である、とも言いました。ここから商売が始まる。自分を売り込む場。「最高の笑顔で」とも教えました。実践していますか?
礼状は毛筆の手紙で。これも教えました。営業に行って時間をもらった。礼状を必ず出していますか?めんどうなアナログの手段だからこそ相手の印象に残る。ここまで言ったのに、継続できないのはなぜでしょう。
手紙は書くのが難しい。でも、塾生の中には書くことのプロもいる。「手紙研究委員会を立ち上げ、勉強してみたら?」と言いました。でも勉強会は開かれていない。私の言葉はそれほど軽いのだろうか。
維新塾の第1回、環境整備として七福醸造の犬塚敦統さんに話していただきました。何を聞いていたのですか?トイレ掃除を今もやっている人、いますか?

維新塾に来て、人の話を聞き、学び、モチベーションが上がる。
「よし、やるぞ!」と思う。
しかしその決意、何日続きますか?
「やったことしか残らない」と私は何度言ってきたことか。
何日かすると元の黙阿弥。それでは普通の生徒と一緒です。

でも、人間って、そういうものでもある。決意したって、すぐに気がなえてしまう。本当に本当に追い詰められて、崖っぷちまで追い込まれて切り返したのでなければ、人間の決意なんて、一晩眠れば忘れてしまうものです。
犬塚さんがなぜすごいのか。
彼は常人ですか? ある意味、あそこまでやるのは尋常ではない。自分を習慣化し、組織に対しても全身全霊でそれを求め、繰り返し繰り返し、嫌となるほど叱咤激励し、時には怒りを見せ、脅し、すかして社員をあそこまでもっていった。
これって、常人のワザですか?
異常と言わないまでも、異才なのだと思います。

なぜそんなにまで追い込むのでしょうか。
組織を生き残らせるためなのです。
リーダーとしての責任を果たすためです。
職責に対して無知であり、無能なマネジャー、「らしくなれない」マネジャーの下では、会社は1カ月ともちませんよ。

維新塾に来たのなら、自分を変える覚悟をしてください。
甘い自分とキッパリ縁を切る。
嫌われても筋を通す。
覚悟がなければ、とてもリーダーは務まりません。

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2012年08月26日

山田壽雄が推薦します。 ”「超」入門 失敗の本質”


  
日本人は今こそ、過去の失敗から学ばなければならない。
日本軍とアメリカ軍の戦いをいろいろな角度から分析し、
日本人の特性と日本的な組織論を非常にわかりやすく書かれてます。
日本は「最大の失敗」から本当に学んだのか?

「失敗の本質」から学ぶ「敗戦七つの理由」


第1章 なぜ「戦略」が曖昧なのか
    戦略の失敗は戦略で補えない
  「指標」こそが勝敗を決める
   「体験的学習」では勝った理由はわからない
   同じ指標ばかり追うといずれ敗北する

第2章 なぜ「日本的思考」は変化に対応できない
  ゲームのルールを変えたもの者だけが勝つ
  達人も創造的破壊には敗れる
  プロセス改善だけでは、問題を解決できなくなる

第3章 なぜ「イノベーション」が生まれないのか
    新しい戦略の前で古い指標はひっくり返る
    技術進歩だけではイノベーションは生まれない
    効果を失った指標を追い続ければ必ず敗北する

第4章 なぜ「型の伝承」を優先してしまうのか?
    成功の法則を「虎の巻」にしてしまう
    成功体験が勝利を妨げる
    イノベーションの芽は「組織」が奪う

第5章 なぜ「現場」を上手に活用できないのか?
   司令部が「現場の能力」を活かせない
   現場を活性化する仕組みがない
   不適切な人事は組織の敗北につながる

第6章 なぜ「真のリーダーシップ」が存在しないのか
  自分の目と耳で確認しないと脚色された情報しか入らない
  リーダーこそが組織の限界をつくる
  間違った「勝利の条件」を組織に強要する
   居心地の良さが、問題解決能力を破滅する

第7章 なぜ「集団の空気」に支配されるのか
  場の「空気」が白を黒に変える
  都合の悪い情報を無視しても問題自体は消えない
  リスクを隠すと悲劇は増大する



新しい時代の転換点を乗り越えるために



戦略とは「目標達成につながる勝利」を選ぶこと、日本軍の努力の70%は無意味だった。
戦略のミスは戦術でカバーできない。

なぜ「日本的思考」は変化に対応できないのか?

  練磨の文化からの脱却。ゲームのルールを変えた者だけが勝つ。

  型を反復練習することで、型を超えるという考え方、
  操縦技能、射撃精度を極限まで追求した日本軍に対して
  技能・精度が低くても勝てる飛行機の開発・レーダーの開発がアメリカ軍の勝利を生み出した。


  「売れないのは努力が足りないからだ」は本当か?

  ゲームのルールを変えた者だけが勝つ・・・・・・・・・・。
  

  感じます、兎に角、感じます。

  現在の日本が抱えている問題点をどのように解決していくのか
  新たな転換期を迎えた世界と現代日本、私たち日本人はこの大転換
  期に絶対勝利しなければなりません。


  あなたが、あなたの会社が圧倒的に飛躍するために「失敗の本質」
  から学んでいただきたいと思います。


  私の本も、まだ読まれてない方は是非読んでください。


★「非常識社長の維新を起こす経営」★

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2012年08月15日

『今週のベストセラー』で久しぶりにトップを奪回しました

私の2冊目の著書、「“非常識”社長の『維新』を興す経営」(ミーツ出版)が 7月29日付静岡新聞の読書欄『今週のベストセラー』で久しぶりにトップを奪回しました。5月半ばの発売から、都合6度目の1位獲得です。


著名な経済人でもない、地方の製茶メーカーの創業者にすぎない私の経営指南書が静岡県内で好評をもって迎えられたのは、私を応援して下さる古くからの友達や、ビジネス上でつきあいのある方々、また中小企業支援の講演などで知り合った方々が『山田の本だから買ってやろう』と思ってくださったからだと思います。
おかげさまで地元の有力紙、静岡新聞の生活文化部記者から取材を受けるという栄にも浴しました。この記事は7月6日の朝刊でカラー写真付きで掲載されました。


この本のキーワードは「維新」です。
維新とは惟(これ)新たなりという意味で、すべてを根本から変えるという強い意志を表しています。最近は大阪市長の橋下徹さんが「維新の会」を名乗ったために、少し偏った形で伝えられていますが、「一新する」という以上の変化、大変革を意味します。

中小企業のくせにおおげさな、と言われるかもしれません。
いえ、中小企業だからこそ維新が必要なのです。
私がつくった会社「山田園」は幸いにして、中小零細企業が多く競争し烈な製茶業界でなんとか「23年連続増収増益」という実績を残すことができました。しかしそれは簡単なことではありませんでした。中小企業は小さな失敗でも命取りになります。どんなに経営努力をしても、外部環境により翻弄されることもあります。どんなときでも前年より売り上げを伸ばし、しかも利益も拡大させるということは、並みの努力ではできることではありません。
社長在職中の23年間を考えても、漸進するとき、つまり無理せず緩やかに前年実績を超えようという時期と、大胆に新規事業に乗り出したり、組織を大幅に変えるなど「変革」を志向した時期とがあります。
変革期には、今までの経験や発想では通用しないことがあります。そんな時はすべてを平地に置いて、一から人間や組織、取引先との関係、顧客創造の方法等を練り直したものです。その際、一番に変えなければならないのはトップリーダーたる経営者そのもの(「おれが変わらなければダメだ」ということ)なのです。
社長が変わらなければ、会社は変わりません。
逆に言えば、社長が変われば会社は大きく変わっていくのです。


本書のもう一つのキーワードは「人づくり 夢づくり ファンづくり」です。
これは、中小企業が維新を起こすためのプロセスを説明しています。
負けない企業にするにはどうすればいいのか。


1に人づくりです。経営者自身がひとかどの人にならなければ会社は動かせない。
2番目に、夢づくり。社員が夢をもてる会社でなければ強い会社にはならない。
1と2ができてはじめて、顧客はその会社のファンとなり事業を後押ししてくれることになります。それがファンづくりの意味です。


社長が変われば会社は変わる。言うのは簡単ですよね。
誰でもできそうだ。でも、やり抜く人は少ないですよ。
社長はただでさえ現実の対応に追われ、先の見えない「効果」や「お題目」にかまけている暇なんかない。
そこで本書では、トップリーダーの常識外れの発想が会社や組織を変えていった具体例を数多く取り上げました。
中でも第7と8章では、中小企業が危機に際して陥りがちな「二者択一」的な発想をとりあげました。「競合他社が値引き攻勢をかけてきた。わが社も値引きすべきか否か」。普通は@追随値下げかA価格維持かの二者択一と考えます。
しかし、あれかこれかの発想は敗北の道です。こういうときこそリーダーは、脳みそに汗をかくほど考え抜かなければなりません。あれかこれかではない「第3の道」は必ず見つかります。


私は「“非常識”社長─」の上梓とほぼ同時のタイミングで、静岡市のホテルで月1回経営指南のための塾を開講しました。「山田経営維新塾」と言います。
共に学び、共に進化し、維新を起こそう─というのが設立の精神です。
会社は経営者によっていかようにも変わりえるものです。
よい経営者とは何か。
成し遂げたいという信念を持っていること、時代の趨勢を見きわめられる洞察力、これというタイミングで一歩踏み出す勇気、人をたらしこむような人間的な魅力、資金力、度胸、聡明さ、夢見る力……などなど、いくらでも「必要条件」を上げることはできます。
しかしそのすべてがそろったところで、おかげさま、感謝の気持ちで人を思いやる謙虚さがなければ、たぶん何も成就できないでしょう。
「人間力」と言えば簡単ですが、これが大切であることを腹にストンと落としこめるほどに理解するのは至難なことと言わなければなりません。
しかし維新塾はそれを目標にしています。


人から言われてやることは、1回きりなら誰でもできます。「心を磨け」「努力しろ」と言われて「よし、やるぞ!」と思う。頑張る。やり遂げる。できれば、喜びが沸いてくる。自信が生まれてくる。
さて、それからです。2日たち3日たち、まだその喜びや意欲を継続できるか。
凡人と「神様」と言われる人たちとを分けるのは、異常とも言える執念や信念を何も思わず信じ切りやり続けるかどうか。維新塾では実践を通して、腑(ふ)に落ちるところまで叩きこんでいきます。


本書は、塾に参加する塾生がスタートラインに立った時、最低限の心構えとして知っておいてもらいたい発想法やリーダーとしての在り方をまとめました。「経営」への理解が深まると、本書もまた違った読み方が出来ると思います。多くの方に読まれることを切望しております。

"非常識"社長の「維新」を起こす経営
[単行本(ソフトカバー)]
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2012年08月10日

人間力・リーダーの真摯さ

組織(企業)の精神は、トップで決まります。
リーダーシップが発揮されるのは「真摯さ」によってです。

マネジャーがしなければならないことはいろいろありますが、たいていは学ぶことができます。
しかし「学ぶことのできない資質、始めから身につけていなければならない資質が、一つだけある」とピーター・ドラッカーは言います。
才能ではありません。「真摯さ」です。

真摯さはごまかせません。
「ともに働く者、特に部下には、上司が真摯であるかどうかは数週間でわかるものだ」とドラッカーは言っています。自分の職責に対して無知であり、無能なマネジャー。困りものですね。部下から見ていかにも頼りない、また「らしくない態度」のマネジャーも、部下から見ればうんざりの上司でしょう。
それでも、真摯さに欠けているマネジャーに比べればまだましです。
部下は、真摯さの欠如だけは許しません。

「真摯さの欠如」とは何でしょう。定義は難しいです。
しかし、マネージャーとして失格とすべき真摯さの欠如、なら具体的に挙げることができます。

@人の強みよりも弱みに目を向ける者をマネジメントの地位につけてはならない。
A何が正しいかよりも、誰が正しいかに関心を持つ者をマネジメントの地位につけてはならない。
B真摯さよりも頭のよさを重視する者をマネジメントの地位につけてはならない。
C有能な部下に脅威を感じる者をマネジメントの地位につけてはならない。
D自らの仕事に高い水準を設定しない者をマネジメントの地位につけてはならない。

私は「真摯さの欠如」は人の「権力志向」と平行なものだと思っています。
人は例外なく「小権力」を求めるものです。意地悪で狭量な感情です。
だから一たび権力を得ればそれを行使したくなるし、せっかく得られた権力は絶対に離したくない。
権力を持つ者は、自分を「絶対者」と錯覚します。誇示したくなります。
それがドラッカーが言うところの「真摯さの欠如」につながるのです。

人を認めることをせず、相手の弱さばかりに目が行く(@)。
権力を求める過程では、自分の信念より、誰が強いかに関心(A)。
一所懸命な者より速攻で成果を出してくれる者を可愛がる(B)。
さりとて、有能過ぎれば自分の地位を脅かす者は排除(C)。
よい仕事で自分を見せるより、人に認められることのみに関心(D)。

すべて、小権力に溺れてしまった者が取りがちな行動ばかり。
一言で言えば、謙虚さが欠けているのでしょう。ありがとう、おかげさまを忘れています。
権力は誰もが求める「欲」ですが溺れてはなりません。溺れれば人間の根本(根っこ)が腐っていきます。組織の場合、リーダーが腐れば木は枯れます。

人の範となれるかどうか、真摯さが全てです。
そして真摯さはごまかせるものではありません。
偉大な組織(企業)でありうるのは、トップが、リーダーが偉大だからです。
逆に、組織(企業)が崩壊するとすれぱ、それはトップが腐っているからです。


範とすることができないリーダーは、その地位についてはいけません。
仕事は真摯な人たちと楽しく行いたいものですね。
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2012年07月17日

九州北部豪雨


今月11日から14日にかけて九州北部を襲った記録的な大雨、

「九州北部豪雨」は、本当に凄まじい勢いでした。

「これまでに経験したことのない大雨」の聞き慣れない表現

最大級の厳重な警戒を要する呼びかけでした。

熊本県、大分県中心に土砂崩れ、川の氾濫

悲惨な状況を見るにつれ、あの東日本大震災の被害が

私の脳裏にフラッシュバックしてきました。

あの悲劇からまだ1年4か月しか時間が経っていない中、

なぜ、こんなにも連続して日本に国難を与えるのかと、

神に聞いてみたいくらいの気持ちになりました。

現在、この瞬間も、受け入れ難い悲惨な状況に

絶望感を感じられている方もいらっしゃるかと思いますが、

私が、一体どれだけ被害に遭われた方の

立場に立てるのかと問われれば、返す言葉はありません。

しかし、どうかあきらめず、頑張って頂きたいと思います。
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2012年07月13日

手紙は・・・・・・・

テーマ「手紙は」


宿題のA「はがきを10枚書く」は大変だったではないでしょうか。
これも「クセになる」ほど習慣化するのがコツです。

と言っても、言うはやすしだったかもしれないですね。
10人にはがきを出す、慣れてしまえばそれほど苦にならないことも、
書き慣れていない人にはとっては、数行であっても「苦痛」かと思います。

ビジネスは「前半主義」で行くべきです。
6月初めに維新塾があり、そこで宿題が出た。
1週間以内に10枚書いた人、いるのだろうか。
間際になって、土俵際に追い込まれて書くのでは、通りいっぺんになるのがオチ。
ビジネスは前半、こっちがいきなり押しこんで、相手の土俵で取っていないと苦しくなる。
時間の区切りで言えば、朝一番、遅くとも午前中で、
その日のメインになる仕事は片づけてしまう。

手紙を書く、ということは、実はメインの仕事かどうか、です。
本来なら、あるいは慣れた人なら、手すきの時間に書くのではないでしょうか。
しかし、書き慣れていなければ1日仕事になってしまうかもしれない。
そう思うから、人はついつい後回しにして、追い込まれるんです。

だから宿題は早くやらなければダメ。
他の仕事を押しのけてでもやる、というくらいに腰を据えて掛かるべきです。
何か宿題を「片手間」としか考えていないという傾向がありませんか?
徹することができていない!
頭でわかる、理解するというのは、わかったことにならない。
これも何度も何度も言っていることですが、まだストンと腑に落ちていない。

「手紙を書きなさい」は単に、タクティクス(戦術)として言っているのではない。
たった80円で(はがきなら50円)で、とてつもない効果が出るから言うのです。
字の上手、へたは関係ない。
逆に、悪筆の方が「味がある」と言わせるかもしれない。
とにかく、間を置かずに手紙を出すんです。

なぜ効果があるか、それは人がやらないからです。
簡便でないから、面倒だからです。
だからそれをやる人が目立つ、覚えてもらえるんです。
塾でお話ししましたが、私は手紙を出すことで、接点のないエライ方と何人も会っていのます。
担当者から順番に課長、部長、本部長と進むのは成功法でいいでしょう。
しかし、ビジネスの話はトップと話すのが一番早い。
尋常な手段ではありませんが、心をこめて自分の思いを書くと、
けっこうな確率で読まれ、中には「会いたい」と言ってくれる人も出ます。
元手80円の魔法です。

いつもいつもそんなムシのよいことを考えて手紙を書かなくてもいいですが、
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2012年07月11日

名刺はビジネスする人の飯のタネ


山田経営維新塾も4回目、ようやく気ごころが知れてきたようですね。
私の出版記念パーティーでの塾生たちの気配り、見事でした。
司会をしてくださった鈴木純子さんに対しても、皆さん声掛けをするなど、
塾としてのまとまりが感じられました。
良い仲間、よい同士たち。
そういった雰囲気は外部の人たちにも伝わるんですね。
多くの人から「頼もしいですね」「堂々としている」などとお褒めの言葉を頂戴しました。


さて、塾としてのまとまりは出てきたところで、一歩前に進みます。
今までは「人間力を磨く」に力点を置いてお話してきました。
これからは、塾の本筋に入って行こうと思います。
「圧倒的に業績を上げる」そのための具体的な方法論に入っていきます。

@50人以上と名刺交換する
A感動・感謝のはがきを10枚出す

宿題をやって来なかった人は、さすがに1人もいませんでした。
でも「宿題の狙い」が本当に分かっていたかどうか……。
数を集めればいい、と思っていませんでしたか?
集めるだけならわけない話。
街頭での声掛けはともかく、人と会う機会を作ればなんとかなる。
(本当は、「人と会う」を実行するだけでも楽ではないですが)

名刺は、われわれ商売をする人間にとってはメシの種なのです。
どんな商売でも、お客のない商売はない。
お客は必ず減る。
新規の客をつかまえない限り「前年と同じ」はあり得ない。
そのためには人に会わなければならない。
会っただけではだめで、ファンになってもらいたい。
簡単ですか?
簡単じゃないですよ。

名刺を交換する。50人もの人と会う。いや、たった50人……。
いつ、どこで、どういうことでその人と会い、話したことを覚えていますか?
私なんか、きのうしたことすら思い出せないことがある。
人と会うというのは(本来は)印象の強いものです。
だから、数日くらいなら記憶がある。
しかし、3か月後にもう1度会ってご覧なさい。
どのくらいの人を覚えているか。

覚えていることは大変だし、覚えていてもらうことはもっと難しいですよ。
名刺をもらったらもらいっぱなしにせず、何かアクションする。
この当たり前のことができていますか?
「当たり前」って、そうするのが商売を考えるなら当たり前なのです。

会った日付と場所、その人の特徴や印象、話したことの概略、
そしてA、B、Cのランク付けも必要。
人脈を広げる上でキーマンになりそうかどうかですね。

一方、「覚えていてもらう」はなかなかやっかいです。
最も有効なのは「最高の笑顔」で名刺を手渡すこと。
私はこれができなかった。
だから親しくなった誰に聞いても、私の初対面の印象は
「怖い人だと思った」
10人が10人そういう印象を持ったのだとすれば(印象が強いという意味では)
『この手もあり?』と思えなくもないですが、やはりお勧めではないですね。
笑顔にまさる武器はなし!です。

さらに一言を加えて、相手の何かを誉めること。
これができれば最高に効果的です。
ほめられて嫌な気になる人はいない。
でも、この一言はやってみると難しいですよ。
別におべんちゃらを言えというわけではないのに、誉めるこちら側が照れてしまう。
あるいは、場違いな会話に思われないか、ドキドキしてしまう。
でも、「やってみなはれ」です。
やったことからしか答えは出ません。

そして、やり始めたら続けること。
誰でも大変で、くじけそうになる。
そこを続けるには勇気がいる、根性もいる。
覚悟がいるんです。
でも、それをやらなければ「圧倒的に勝つ」ことはできない。
(やめたくなる)自分に克たなければね。


追伸:先日の定例月例会の日に新聞掲載されました。ご報告まで


















posted by 山田壽雄 at 09:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月02日

出版記念パーティー




昨日、私の2冊目の著書『“非常識”社長の「維新」を起こす経営』(ミーツ出版)の出版記念パーティーが静岡市のホテルで開催されました。日曜日の宵、あいにくの雨中という条件にもかかわらず、多くの友人・知己が駆けつけてくれました。


いただいた祝辞はいずれも率直で鋭く、かつ温かく、こころに沁みるものでした。


そのことにまず、深く御礼申し上げます。










このパーティー、私が4月から始めた「山田経営維新塾」の塾生12人が発起人となり、実現したものです。そして発起人代表には、明治・大正・昭和を生き抜き日本資本主義の父と言われる渋沢栄一翁の5代目の子孫、渋澤健日本国際交流センター理事長が就いてくれました。地方の会社、一製茶会社の創業者に過ぎない私にこのような会はふさわしいとは思えず、当初は辞退しようかと考えたくらいですが、塾の一期生たちが言いました。


「いいではないですか。塾のことをもっと知ってもらうチャンスです。わたしたち自身が(塾長を)お祝いしたいんです」


これを聞いて、すべてお任せすることにしました。





実は、秀和システムという出版社から上梓した1冊目の著書『23年連続で増収増益 小さなNo.1企業の秘密』で私が第一番に言いたかったことは、「任せる経営」ということでした。


人を大切にする会社にしたい、社員さんを育て夢をもって働いてもらう、そのために社員教育に力を入れる、言いにくいことを言い、時に厳しく叱りもする。そういう中で、人を最も成長させるのは「すべてを任せる


ということに尽きます。


会社経営でもそうですが、これは言うのは易く、それを実行するのは難しい。落ち度があったらどうしようと考えてしまいます。切り抜ける方法はただ一つ、トップリーダーが起こり得るすべての事態に対して責任を負う覚悟を持つ、ということです。
でも今回、そのような覚悟は不用でした。
一期生12人は若・中・熟と世代も経験も異なりますが、バランスが取れていて、出会って3ヵ月の仲に見えないのです。チームワークよく、各自の役割を果たしてくれました。


司会を務めた女性も塾生です。一所懸命にやってくれ、その懸命さが会場に伝わりました。会の途中、フルートとハープのやわらかな二重奏が参会者の歓談を盛り上げてくれました。これも一期生たちの心にくい演出でした。





みなさんへのお礼のつもりが、主宰する塾の自画自賛になってしまいました。お許しください。
私は今年65歳になりました。少しばかり遅れた感じがしますが、夢を現実のものにするために新しい仕事を始めたのです。
会社経営を始めた37歳のとき、『売上100億円の企業に、そしてできれば上場したい』と思いました。残念ながら、私の器量でそれを実現させることはできませんでしたが、この間、私なりに掴んできたものがあります。


経営上の細かいノウハウ、時代の読み方、個々の対応方法からトップリーダーの在り方まで…。正直言って、自分自身が今なお“成長の途上”ですが、歳のせいでしょうか、自分が掴んできたものを伝えたくて仕方がないのです。
『“非常識”社長─』でもその一端を記しました。
さらに、そこから先があります。
経営者の人間力こそが最大の経営資源であり、成長していくためのカギであると思っています。逆に言えば、会社を運営していくすべての責任は社長が負わなければなりません。トップリーダーの責任は重い。そこを命がけで教えていきたい、と言うのが私の夢であります。


そのために選んだ方法が「山田経営維新塾」なのです。


橋下徹さんの「大阪維新の会」が有名になってしまい、「維新


の意味、すべてをあらためる、一新するという前向きの志向が、ややもすると別の意味に取られかねませんが、社長が変わり会社を変えるという強い意志を、「維新」という言葉にこめたつもりです。





私は65歳で自分の塾を開設しました。ミーツ出版株式会社の石川秀樹社長も62歳で創業です。石川さんとは不思議なご縁で、出会ってまだ7ヶ月の間柄ですが、相通じるものを強く感じています。反骨精神と言うのか、常識にとらわれないおおらかさと言うのか、この人といると「年齢の壁」というものを感じません。引き込まれるように「維新塾」のプレ講義である今度の本の出版をお願いした次第です。


彫刻家、平櫛田中(ひらぐし・でんちゅう)は「5060鼻たれ小僧、7080働き盛り、90でお迎えが来たら『100まで待て』と追い返せ」と言いました。さらに「男ざかりは100から100から」と豪語、100歳の誕生日を前に、30年分の彫刻材料を購入したと言います。107歳で生涯を閉じたこの田中翁に及びもつきませんが、塾生の中から上場企業の社長が誕生するまで、自分のエネルギーを注ぎたいと思っています。


出版記念のパーティーが盛況のうちに終了したことを感謝するとともに、これからの抱負を述べさせていただきました。













ありがとうございました。


すべてのことに感謝いたします。

posted by 山田壽雄 at 23:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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