2012年05月17日

”非常識”社長の「維新」を起こす経営

人づくり 夢づくり ファンづくり

わたしの2冊目の本が間もなく書店の店頭に並びます。
「23年連続増収増益 “非常識”社長の『維新』を起こす経営」(ミーツ出版)
「維新」は惟(これ)新たなりという意味。すべてを根本から変えようという強い意志です。この文字をこの本のキーワードになります。

実は、もう一つのタイトルがわたしの中にはありました。
「人づくり 夢づくり ファンづくり」
本書の狙いは、強い中小企業をつくること、苦境に負けない圧倒的な業績を上げる企業を育てることにあります。強い企業は、すべての中小企業経営者の願いだと思います。しかしそんな企業は滅多にない。
ではどんな企業なら「強い企業」になれるのでしょうか。
人づくりです。1に人づくり。経営者自身がひとかどの人にならなければなりません。
2番目に、社員さんが夢をもてる会社でなければ強い会社にはなりません。
1と2ができたとき、その会社の顧客はファンとなり事業を後押ししてくれる。
だから「人づくり 夢づくり ファンづくり」なんです。

このタイトルを提示したとき、ミーツ出版社長の石川秀樹さんは一瞬、首を傾げました。『売れない』と思ったのでしょう。石川さんは静岡新聞社の編集局長、出版担当責任者を歴任したプロの編集者です。その人がにこやかに笑いながらも、納得しない顔をしている…。
『これは、無理かな』と思いました。
ピーター・ドラッカーや松下幸之助翁の著書なら、読者の側に「人を大切にする経営」という認識がありますから分かってもらえたかもしれません。しかしわたしは地方の製茶会社の経営者。会社も自分も「知名度」うんぬんを言えるほど知られていません。
そこで「人づくり 夢づくり ファンづくり」を包含する言葉が何かないか、考えました。「一新させる」が浮かびました。トップリーダーが変わると、すべてが変わってくるのです。そこて「一新させる」のさらに強調形として「維新」をタイトルに入れたのです。
経営者自身が今までの自分を捨てるくらいの変身を遂げる、それが会社の最終目標、社員とお客様の幸福につながる第一歩だからです。。

人生を変えたい、会社そのものを変えたい。
言うは易く、です。
会社を預かる人なら、誰しもそう思って不思議はない。自己変革のためにさまざまなセミナーに参加し、講演を聞く。『よし!』と思ってモチベーションが上がる。『自分を変えるぞ』と思う。しかし、3日坊主ならいい方で、1晩たち2晩過ぎて、昼間は会社の雑事に追われ、夜は酒で疲れを癒しているうち「志」「決心」はどこかに行ってしまう。

わたしは55歳で社長を譲り、以来10年間、地元の中小企業の経営相談に乗ってきました。
みなさん同じことをおっしゃいます。
「売り上げを上昇させる、いい方法を教えてください」
「正解」がないわけではありません。どんなに厳しい事態、苦しい状況であっても、現実を直視し、考えて考えて考え抜けば、必ず最適の「解」を得ることができます。
ここ十数年、デフレが続き、中小零細企業にとっては厳しい経営環境が続いています。公共事業の減少、中国・東南アジア製品の台頭、円高、さらに震災の影響などなど。悪い状況が重なり、受注・利益の減少に苦しんでいる会社も多い。それとても、苦境脱出の方策がないではないのです。
年間100件くらい、そういう案件を考えてきました。
つくづく『中小企業は苦しいなぁ』と思います。ホッとしたのもつかの間、越えても超えても次の大波が来る。また戦略の練り直し。まるで賽(さい)の河原の石積みのような気さえしてきます。
──なんとかこの無限地獄から逃れられないものか。

その方策が、先ほど来お話している「維新」なのです。
自分を変える。人間力を磨き、社員さんに感謝をする、お陰さまと思う、そして社員さんを幸せにすることが自分の第一の使命であることに気づく。気づいたら、気づいたまま即実行する。それを続ける。途中で投げ出さず社員さんを信頼し続ける。

しかし、この自己変革はたいへん難しい。自分に妥協してしまうのが人間です。だから師匠と仲間がいるのです。
わたしは65歳になりました。人生、後半です。流して生きることができるかもしれない。家内もその方が安心するでしょう。しかし、中小企業の現実を連日のように見ていると、何とかしなければと思います。小手先ではだめです。会社自体が強くなっていないと、経営者が1人きりきり舞いしても、その苦境乗り切り体験も『良かった』『生き延びられた』『やれやれ』で終わってしまい、会社自体の強さにつながっていきません。
経営者自身が変わり、会社の体質を変えていかなければなりません。

1人では無理でしょう。
そこでわたしは4月から「山田経営維新塾」を始めたのです。
経営者自身を変える塾です。1回や2回の座学で人は変わりはしません。だから12回やります。毎月1回、ホテルにカンヅメになって講義と実習をしていきます。
師匠がいて仲間がいる。そういう環境の中で「自分を変えていく」のが塾の狙いです。
もちろんビジネスのノウハウも教えます。しかし、経営は答を聞いてそれで終わりではない。自ら考えられ、新しい事象に対処できるようにならなければならない。
厳しい演習によって、それを身に付けてもらいます。

この本は、著者自身の思いとしては「経営維新塾」のプレ講義だと思っています。
▽起業のすすめから説き起こし、▽リーダーの心構え、▽経営理念(会社の軸)の大切さ、▽停滞せずイノベーションを起こすことの必要性を述べた後、▽売り上げを伸ばす法や▽二者択一でなく『第3の道』を選ぶことが危地脱出のカギであることを例をあげて説明、最後に▽社員の育て方、▽後継者をどう育てるか−など中小企業経営ですぐ役に立つ具体的な事例を紹介しました。

中小企業の経営においては、経営者自身が切り札でありイノベーターです。何をやるにせよ、社員の幸福と期待を担っており、全員をまとめて成果を出さなければなりません。
この本が経営を担う人にとっての指針になること、リーダーを支えるすべての人に何らかの気づきの機会を与えられるとすれば、著者としてこれ以上の喜びはありません。
posted by 山田壽雄 at 08:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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